Azure認定資格試験に合格することで、 Azureに関する一定レベルのスキルを持っていることを証明できます。
最終段に「認定資格試験の無料・割引バウチャー入手方法」を追記しました(2021/9/19)。
最新の体系に内容を更新しました(2023/12/11)。
Azure認定資格の体系
Azure認定資格試験は専門分野(AIやデータ分析など)も含めると、約20個程度あるのですが、ここでは以下の試験のみを扱います。Azureを用いたシステム設計・アプリケーション開発をする場合、これらを取得しておけば、Azureの知識を持っていることのアピールとしては十分だと思います。
レベル | 試験コード | 試験名称 | 内容 |
初級 | AZ-900 | Microsoft Azure Fundamentals (Azure基礎) | Azureの基礎知識の試験です。 1週間程度勉強すれば、受かります。 |
中級 | AZ-104 | Microsoft Azure Administrator (Azure管理者) | Azureでのシステム設計・管理をする知識の試験です。 |
中級 | AZ-500 | Microsoft Azure Security Technologies (Azureセキュリティ技術) | Azureでのセキュリティ分野の知識の試験です。 |
中級 | AZ-204 | Developing Solutions for Microsoft Azure (Azure開発ソリューション) | Azureを用いたアプリケーション開発の知識の試験です。 |
勉強方法
上表の認定資格試験は初級と中級のみとなっています。
初級のAZ-900だけは、以降で示すMicrosoftラーニングや各種文書のみの学習で十分合格できると思いますが、中級の試験は上記に加えて、実際にAzureポータルを操作しないと難しいと思います。
以下、おすすめの勉強方法を示します。
試験ガイドを読んで試験範囲を頭に入れる。
基本ですが、試験範囲を把握すること。
上の表の試験コードにそれぞれのMicrosoftサイトの試験ページへのリンクを張っていますので、参照願います。たとえば、AZ-900の場合には、リンク先の画面の中段に下記のような試験範囲を示した段落があります。ざっくりしていますが、ここの説明が試験範囲となります。
- 《AZー900の試験範囲》
- クラウドの概念について説明する (25–30%)
- Azure のアーキテクチャとサービスについて説明する (35–40%)
- Azure の管理とガバナンスについて説明する (30–35%)
試験範囲についてのより詳細な情報は同ページにある下記の「ヒント」欄にある「学習ガイド」のリンク先の文書を参照願います。AZ-900の場合のヒント欄は以下のようになっています。
Microsoft Learn 受講(無料)
各認定資格試験の学習に必要なオンラインラーニング環境が無料で用意されています。
このページの上部で示した表中の各認定資格試験へのリンク先画面の下部に、その試験に特化したラーニングパスが示されています。
ラーニングによっては、実際にAzureポータルを操作することを求められますが、事前にAzure利用登録をする必要はありません。一時的に利用可能なAzure環境(Sandbox)が提供されます。この仕組みは良くできていると思います。
下図は、「AZ-900 Azure基礎」のラーニングパスの一部です。
Azureのドキュメントを読む(無料)
Microsoftラーニングを受講するとAzureの様々な機能についての説明があります。中級以上の認定資格試験では、これらの機能についてさらに細かい知識を問われます。そのため、関係するAzureの各機能のドキュメントを読むことをお勧めします。
Azure認定資格用の書籍を読む(そして、書き込む)
Azure認定資格用の書籍を読んで全体像をつかみます。練習問題がいくつか入っているのが良いと思います。
次々と新しい書籍が販売されていますが、どれも似たり寄ったりです。
読み切ることが一番大事なので、自分が読み切れると思った本を買って、読み切ってください。
本による学習の利点は書き込みができることです、気が付いたことや、自分が覚えにくい箇所にはメモをして、記憶しやすくしてください。
練習問題を解く
試験の感覚をつかむために、練習問題を解くことが大事です。
WEB上に無料の練習問題を提供しているサイトがいくつかあります。
そのようなサイトで紹介されている練習問題をいくつかやると雰囲気をつかめます。
本サイトでも、オリジナルの練習問題を用意しています。
ぜひ、ご利用ください。スマホにも対応しています。
試験のシステムを試験サンドボックスで体験する
このページの上部にある表からリンクされる各認定資格試験のページ中の「ヒント」欄に「試験サンドボックス」へのリンクがあります。
これをクリックすると、当日に試験を受ける時に操作する端末に表示される画面をほぼ同様の画面が表示され、受験の注意事項などもほぼ同様の内容で表示されます。
これで試験のシステムに慣れておくと、受験の際に余裕を持って操作することができます。
必ず、事前に体験しておくべきです。
試験申込
このページの上部にある表から各認定資格試験のページへ遷移すると、申込ボタンがあります。を押して 表示されるページから、「Pearson VUEでスケジュール」ボタンを押すと、 試験申し込みのフローに入ります。
ずーっと先の画面の確定ボタンを押すまで、申込は確定しないので、ご安心ください。
最初に今までの認定資格試験の結果などを見ることができる、 マイページ画面が表示されます。
過去にセミナーなどに参加していると割引クーポンがある場合あります。
お得ですので、必ずチェックすることをお勧めします。
申込のフローで受験場所を選ぶ画面があります。
申込をすると、メールが届きます。
当日の持ち物(写真付き身分証明書など)など注意事項が記載されています。
試験によっては、オンラインで自宅受験することもできますが、受験環境について厳しい条件があります。以下のページに説明があります。
認定資格試験の無料・割引バウチャー入手方法
マイクロソフト社は各種セミナー、イベントで認定資格試験の無料・割引バウチャーを配布しています。下の記事に方法をまとめましたので興味のある方はご参照ください。