東証上場企業のホームページ設置場所の分析(2024年12月)

技術記事

2019年12月時から継続して、東証上場企業のホームページ設置場所の分析をしています。
今回で6回目です。定期的な調査となっており、推移が分かります。

分析対象について

東証は市場区分「プライム」に属する銘柄を対象とします。
(2024年12月東証プライム銘柄数:1646社)

下のリンクは市場区分の説明へのリンクです。

市場概要 | 日本取引所グループ
日本取引所グループは、東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所等を運営する取引所グループです。

分析結果

以下が分析結果となります。今回の調査結果(2024年12月)のサイト数降順に並べています。
トップ10のみの表示です。

No企業名2019年2020年2021年2022年2023年2024年
1AMAZON16.4%19.8%22.1%25.9%29.2%32.4%
2アカマイ・テクノロジーズ5.7%6.2%4.3%7.3%8.9%9.5%
3さくらインターネット8.4%7.5%7.5%6.9%6.4%6.4%
4KDDIウェブコミュニケーションズ6.8%7.2%7.0%6.3%6.4%6.1%
5IDCフロンティア6.0%5.8%5.9%5.7%5.0%4.2%
6マイクロソフト2.5%2.8%3.1%3.8%4.0%4.3%
7インターネットイニシアティブ4.8%4.3%4.0%4.1%3.9%3.4%
8NTTコミュニケーションズ7.1%6.2%5.4%3.8%3.2%2.7%
9XSERVER0.0%1.7%2.1%2.8%2.5%3.0%
10GMO2.7%2.8%2.7%2.3%2.4%2.4%
2024年12月時点の東証一部プライム銘柄のサイト管理率

上の表をグラフにしたものが以下です。

感想

2019年から6年目の調査となりました。
2024年もAWSがトップです。ついにAWS利用率が全体の30%超となりました。つまり、東証プライム100社を選ぶとそのうち、約30社はAWSをホームページにしていることになります。
上位トップ10をみると、シェアを伸ばしているのは、AWS、アカマイ、マイクロソフト、XSERVERです。XSERVERは9位ですが、日本企業として唯一健闘しています。

海外勢に押されている状況が顕著になりつつあります。日本国内のITサービスはあまり海外に進出せず、国内市場を主戦場としている感がありますが、その国内市場も海外勢に食われつつあるように思えます。

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