2019年12月時から継続して、東証上場企業のホームページ設置場所の分析をしています。
今回で4回目です。定期的な調査となっており、推移が分かります。
分析対象の変更について
東証は市場区分を22年4月より変更しており、以前の東証一部、二部、マザーズ、JASDAQの4区分から、プライム、スタンダード、グロース、TOKYO PRO Marketに変わっています。
以前は、東証一部に属する銘柄を対象として分析していましたが、今回より、「プライム」に属する銘柄を対象とします。これにより、分析対象銘柄が約350社ほど減ります。
(2021年12月東証一部銘柄数:2185社、2022年12月東証プライム銘柄数:1836社)
下のリンクは市場区分の説明へのリンクです。
市場概要 | 日本取引所グループ
日本取引所グループは、東京証券取引所、大阪取引所、東京商品取引所等を運営する取引所グループです。
分析結果
以下が分析結果となります。今回の調査結果(2022年12月)のサイト数降順に並べています。
No | 企業名 | 前年比 | サイト数 (2022年12月) | サイト数 (2021年12月) | サイト数 (2020年12月) | サイト数 (2019年12月) |
1 | AMAZON | 98% | 475 | 483 | 432 | 353 |
2 | さくらインターネット | 77% | 126 | 163 | 164 | 182 |
3 | KDDIウェブコミュニケーションズ | 76% | 116 | 153 | 157 | 147 |
4 | IDCフロンティア | 81% | 105 | 129 | 126 | 129 |
5 | NTTコミュニケーションズ | 59% | 70 | 119 | 134 | 152 |
6 | アカマイ・テクノロジーズ | 143% | 134 | 94 | 136 | 123 |
7 | インターネットイニシアティブ | 85% | 75 | 88 | 94 | 104 |
8 | NTTPCコミュニケーションズ | 61% | 54 | 88 | 98 | 112 |
9 | マイクロソフト | 101% | 69 | 68 | 61 | 53 |
10 | GMO | 73% | 43 | 59 | 62 | 59 |
– | その他 | 77% | 569 | 740 | 713 | 742 |
感想
相変わらず、2022年もAWSがトップでしたが、明らかに鈍化しています。全体の対象社数が350社ほど減っているにもかかわらず、マイクロソフトは前年比101%となっており、勢いを感じます。
アカマイの前年比143%は意外でした。
調査方法
各社の企業HPのURLから、IPアドレスを調べ、各種処理を行い、HPサイトを設置している拠点の管理会社を調査しています。幾分の誤差はある調査方法になりますが、全体のトレンドを見る程度ならば、問題ないと思います。
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